乳腺外科への受診で乳がんが濃厚に
今年は暖冬のようで、12月に入っても例年と比べると温かいようですね。
スキー場に雪がなく、このままいくとしばらく営業を止めるしかないとニュースで嘆いておられました。
最近は毎年暖冬と言っているような気がしますが、本当に地球が温暖化してきているのでしょう。
北極や南極の氷が溶けだして水面が上がるので陸の面積が減る!なんて話しがいよいよ現実味を帯びてきそうです。
今のうちに泳ぎの練習をしておいた方がいいかも(そういう問題ではないか)
では、闘病記の続きを書いていきたいと思います。
二回目の受診は乳腺外科へ
右の乳頭からの分泌液(出血)が1年ほど続き、症状は次のように悪化していきました。
- 分泌液の量が徐々に増えてきたこと
- 右乳房の乳頭周辺の痛みがひどくなってきたこと
- 触診するとしこりのようなものがある
これらを受け再度受診することが必要との結論に至りました。
しかし彼女も私もこの期に及んでもまだ分泌液(出血)は乳腺の傷が治りきっていないから、そしてしこりのようなものは乳腺が炎症を起こして腫れているのかもしれないと考えていました。
なぜならそれ以外に特に症状がありませんでしたし、仮に乳がんだったとしたら1年も経てばもっと悪化して自覚症状が出るだろうと思ったからです。
受診をするにあたっては前回の婦人科ではなく、インターネットで評判の良かった乳腺外科を選びました。
本当なら最初から乳腺外科を受診すべきでした。
乳がんは乳腺にできるがんなので、専門は婦人科ではなく乳腺外科ですものね。
仮に一回目の受診で発見できていたとしたら、彼女と僕の人生は大きく変わっていたと思います。
かなり初期の段階でがんを見つけることができて、その後の治療方針はまったく違っていたでしょう。
恐らくがんの部分を切除して治療が終わった可能性が高いと思います。
それを考えると悔やんでも悔やみきれませんね。
でも、一回目の受診に乳腺外科を選んだからといって乳がんを発見できたかどうかは今となってはわかりません。
いくら後悔したところで変えようがない現実があるわけですから、くよくよと過去をうらやむのは時間の無駄ですね。
検査の内容
乳腺外科を受診したのは生まれて初めてでした。
検査の内容は次のようなものです。
- マンモグラフィー
- エコー
- 触診
マンモグラフィーを受けた際にちょっとした事件が起きました。
乳房を挟まれた際に、乳頭から分泌液(血液)が勢いよく出て廊下に飛んだのです。
別室でそれを見ていた医師と看護師はすぐにやってきて、その分泌液を採取していきました。
その様子からただならぬ雰囲気に感じたので、彼女の中では不安が膨らんでいったようです。
不安は続くエコーの検査でほぼ確信に変わりました。
かなり綿密に検査されるのを感じ、「ここまでされたら覚悟するしかないよなぁ~」と思ったそうです。
エコーの検査が終わってしばらくしてから診察室に呼ばれ、画像を見ながら医師から説明が始まりました。
「右側の胸にちょっと影があるよ。
もしかしたら乳がんの可能性があるから、今からちょっと切って検査しようか」
淡々と医師から告げられました。
って先生、今からですか??と理解が追い付きませんでした。
「切るってどういうこと?しかも今から?
いや、そもそも今乳がんの可能性があるって言った?言ったよね?そんなバカな!!
大声で泣き出したい、でも人前で泣くなんてダメだからとりあえず我慢しないと・・・・・。
とにかく落ち着こう」と必死で自分を支えていたそうですが、気が動転するなんて表現ではまったく足りないぐらい大パニックになったのでした。
細胞診を受ける
細胞診というのは細胞を摂取してそれを検査するというものです。
マンモグラフィーやエコーで乳がんの可能性がかなり高いと判断されたのだと思います。
とにかくパニックを必死で押さえながら待っていると、診察室の隣にある処置室に呼ばれました。
どうやら細胞診の準備ができたようでした。
処置室に入ると部分麻酔をされ胸の横を3ミリほどカット、そこから針を入れられて細胞を採取されました。
「カッチ、カッチ」という音がすごく怖かったです。
検査を受けるために来たけれど、まさか皮膚を切るなんて思ってもいませんでした。
心の準備もできていない状態であれよあれよと進んで行ったのでした。
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