乳がんステージ2a 乳房温存療法術の入院期間や手術の時間は?

彼女の乳頭から異常出血が見られ、検査の結果乳がんと診断されました。

その際のがんの進行具合を示す「病期」はステージ2a、比較的早い段階で発見することができたと思います。

今回は、ステージ2aの乳がんの手術時の入院期間、執刀時間、入院時の過ごし方について書きます。

 

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初検査から手術まではどれぐらい?

1年前から始まった乳頭からの異常出血がいよいよ悪化し「これはただ事じゃない!」と病院を受診したのが9月の初めでした。

マンモグラフィーとエコーを実施した結果、乳がんの可能性が疑われ、そのまま細胞診の検査を受けました。

正式な結果は丸2週間後の9月後半に出ました。

私たちはこのタイミングでセカンドオピニオンを選択し、その病院で細胞診以外の検査を改めて受けました。

2か所の病院での検査すべて含めて、初めて受診した日から手術まで丸2ヶ月後の手術となりました。

がんが見つかってから手術まで、これほど時間がかかっても大丈夫なのか心配になりますが、がんが大きくなる速度は遅く、通常1年で1cmほどのペースだそうで、手術までの期間としては特に問題ないとのことでした。

入院から退院までの期間や手術のタイミングは?

入院から退院までの期間は丸2週間でした。

それまでに外来受診で、肺機能の検査や麻酔科の診察など、手術前に必要な確認を受けていました。

彼女の場合は住んでいるところと病院が1,000㎞ほど離れており、病院近くにある実家に里帰りしながらの受診でしたので、手術前検査の外来受診は1ヶ月ほど前に実施されました。

手術が行われたのは入院して3日目です。

前日の21時から絶食となり、当日は朝から絶飲食でした。

手術が始まったのは午後の2時からです。

それまで点滴を受けたり、乳房に注射をしたりといろいろすることはあるのですが、飲まず食わずが辛かったようですね。

手術の執刀時間は?

乳がんの手術はそれほど時間のかかるものではありません。

一般的に全身麻酔の実施も含めて2時間程度とされています。

彼女の場合、最初の説明では1時間半の予定でした。

身体の中を切除する手術としては、かなり短いな、という印象でした。

しかし、乳房を開いた際、予想よりもがんの範囲が広がっていることがわかり、最終的には2時間かかりました。

乳がんは開いてみないとはっきりとした範囲がわかりにくいとされています。

彼女の場合、喘息を持っている加減で造影剤を使ったエコー検査ができませんでした。

造影剤を使うと喘息の発作が起きる可能性があるからです。

造影剤の使用有無で、細部の写り具合がかなり変わります。

その結果、手術の際に、当初想定していたよりも広範囲にがんが広がっていたのが分かったのでした。

まとめ

乳房温存療法の手術について、期間を中心にまとめてみました。

手術までの時間は2ヶ月ほどありましたが、この間というのは検査の結果を待つなど、治療に向けて考えられる心の余裕を持つことが難しい状況になります。

ですから、過ぎてみればあっという間です。

本人がそのあたりをいろいろ調べて、よく考えて選択することは不可能に近いので、パートナーであったり、家族がフォローしていかなければなりません。

 

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