セカンドオピニオンにより希望する治療を求める
希望が持てた新たな病院とのやりとり
セカンドオピニオンを求めた病院は最初に診断を受けた病院と同様、非常に親切で丁寧に対応してくださいました。
彼女からも直接連絡を入れ、話しを聞いてもらい受診の予約を取ることができました。
その際も彼女の不安を和らげるように、時間をかけてしっかりとやりとりをしてくださいました。
おかげで彼女の気持ちは少し軽くなったようでした。
セカンドオピニオンの病院からいただいた話としては以下の通りでした。
- 現在の病院で実施された検査の結果については参考にするが、当院では設備などの関係からもう少し精密な検査が可能であるため、現在の治療方針を踏襲するとは限らない。
- 前項の内容から、改めてマンモグラフィー、エコー、CTの検査を実施する。
- 現在しない方針である手術前の薬物療法(抗がん剤)についても、当院の検査結果で必要と判断すれば実施する。
- ホルモン療法が効くがんであるということは大変良いことである。
前回の診断結果についてはこちらの記事をご覧ください。
新たにかかるのは全国でも5本の指に入る実績を誇る病院です。
対応してくれた看護師長から出てくる言葉は、自信にあふれた内容でした。
私としては今後の治療に期待と安心感を持たせてもらうことができました。
これまでの病院にセカンドオピニオンの意思を伝える
セカンドオピニオンを受けるにあたって、これまでお世話になった病院の先生にその意思を伝えなければなりませんでした。
初めての経験でしたので、先生のご気分を損ねてしまうのではないかと正直心配でした。
仮に私が先生の立場であれば、自分の診断に物言いをつけられているような形になるわけで、少なくとも良い気分にはなりません。
どんな言葉で、どのように話しをしようか非常に悩みましたが、これまでの感謝とこちらの希望を素直にお話しさせてもらうことにしました。
先生は非常におおらかに、嫌な顔ひとつせず気持ちを汲んでくださり、今後もできる限りの支援をしていくと言ってくださいました。
そして必要な資料を準備してくださり、手術後に改めて病院を訪問して報告、その後のを相談をすることになりました。
先生の対応で私の肩の荷が下りたように感じました。
やはり気の使うやりとりではありますものね。
先生としては当然のことだったのかもしれませんが、私たちとしては非常にありがたい対応でした。
振り返るとここまで、私たちはお医者さんにとても恵まれていたと思います。
病院を受診するための準備にとりかかる
私たちがセカンドオピニオンに選択した病院は、自宅から1,000キロ近く離れたところにありました。
とてもじゃないですが自宅から通える距離ではありません。
ただ幸いなことに彼女の実家から2時間ほどの所だったので、里帰りもかねて受診する形を取ることができました。
繰り返しになりますが、乳がん手術の実績で5本の指に入る病院です。
その病院が彼女の実家から通える距離にあったのは本当にラッキーでした。
どれだけ良い設備の病院にかかることができても、彼女を一人ぼっちで行かせるのは精神的負担を考えると難しい状況でした。
実家近くなら親兄弟が助けてくれます。
これ以上ない治療環境だと思いました。
私が彼女としばらく会えないのは残念でしたし、治療に常に立ち会えないのももどかしく思いましたが、優先すべきは彼女の希望通りの治療が受けられることでしたので、離れた状態でもできることに専念しようと思いました。
彼女は仕事を長期間休むこととし、一旦の片づけを行いました。
治療に向けての生活が、徐々に当たり前となって行くのを感じていました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
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