抗がん剤によって妊娠を諦める?最初の医師に術後報告

クリスマスも終わってあとは一年を締めくくるだけですね。

新しい年に向けてやり残したことはないか、一年のスタートをスムーズに切るために今のうちに準備しておくことはないか、いろいろ考えていますが結局行動できずにいます(笑)

とにかく毎日一分一秒を無駄なく生きたいなぁと思う今日この頃です。

皆様も師走の最中お忙しいと思いますが、風邪などひかれないようご自愛ください。

それでは闘病記の続きを書いていきたいと思います。

 

闘病記の最初の記事はこちらからご覧ください。

 

温かく迎えてくれた最初の医師

セカンドオピニオンを希望することに対しての不安はありますか?

正直私はありました。

今診てくれている医者に対して、ほかの医者の意見を聞きたいということは、ある意味その診断に対して納得していないとも取れるわけで、相手からしたらいい気分はしないと思うからです。

大切な人が乳がんという大きな病気を患って、治療によって非可逆的な(元に戻すことができない)という状況でなければ、私も医者に気を使って診断されたままにしていたと思います。

ところが私たちがかかった最初の医師は、セカンドオピニオンを求めて治療を受けた私たちに対して、嫌な顔一つせず親身にかかわってくださいました。

これは私たちが恵まれていたのか、職業倫理としてどの医師も同じように対応してくれるのかはわかりません。

いずれにしても、感謝の気持ちでいっぱいです。

手術後の結果と治療方針の報告

最初の病院O病院、手術を受けたのはS病院でした。

S病院で手術と今後の治療方針の説明を受けた際、私たちはO病院に対する手紙を受け取りました。

それから1週間後、私と彼女はS病院を訪問し手紙を先生に渡しました。

そして、今後の治療方針に対して、どうしても抗がん剤治療を避けたいことを相談したのです。

先生からは、「年齢が若いし、検査結果からみても抗がん剤治療はするべきだ」との話しがありました。

O病院の先生からの話しはこちらの記事をご覧ください。

先生はとても丁寧に乳がんの再発を予防するために、化学療法とホルモン療法を受けるべきとの説明をしてくれました。

乳癌と闘いながら子供を授かる方法

抗がん剤治療を受けると、卵巣がやられてしまって妊娠できない体になってしまう可能性が高いとされています。

またホルモン療法についても、治療が終わった後生理が戻らない場合があるとのことでした。

彼女は元々多嚢胞性卵巣症候群という病気を持っていて妊娠が難しい身体だったのですが、その治療を本格的にしてなんとか子供を産みたいと思っていた矢先の乳がんでした。

どうしても子供が欲しい私たちに先生が教えてくれたのは、健康な時点での卵子を凍結保存し、ホルモン療法を中断して妊娠、出産する方法でした。

抗がん剤治療が半年ほど、それから放射線治療やホルモン療法を受けて、そのあとの妊活となります。

しかしそうなってくると年単位での卵子保存が必要となり、しかも必ず妊娠できる保証があるわけでもありません。

生命保険やがん保険に入っていなかった私たちは、彼女の治療費用に加えてさらに冷凍保存する費用を捻出することはできませんでした。

非常に厳しい決断ではありましたが、私たちは実質子供をあきらめざるを得ませんでした。

しかし彼女は抗がん剤治療が始まる直前まで、いや始まってからも諦めきれず、自暴自棄となって治療を勝手にやめてしまうこともありました。

相当精神的に辛かったのだと思います。

その時の様子はまた別の機会に書きたいと思います。

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