乳房温存療法後の放射線療法で白血球の減少は起こる?
抗がん剤治療を受けている際、悩まされたのは白血球の減少でした。
白血球が減少することにより免疫力が低下し、感染症に罹患するリスクが高くなります。
また、大幅に正常値を下回ると、3週間に1回投与する抗がん剤治療を、白血球が回復するまで一時的に延期しなければなりません。
延期となると、その分治療の終了が遅れますから、仕事への復帰が遠のいてしまいます。
抗がん剤治療中は日常生活が難しくなるので、仕事もままなりません。
彼女の場合は白血球を増やす注射を打つことで、一度も延期することなくなんとか抗がん剤治療を終えることができました。
ところが、放射線治療の副作用によっても、この白血球の減少に悩むことになりました。
抗がん剤治療中の白血球の問題を書いた記事はこちらをご覧ください。
乳房温存療法後の放射線療法で白血球の減少が起こるケースは多くない
放射線療法の副作用は、基本照射部に発生します。
照射した部分が赤くなったり、ヒリヒリしたり、ひどい時には皮がめくれたりといった、日焼けと同じような症状です。
これとは別に、少数の人に放射線宿酔(ほうしゃせんしゅくすい)といった全身症状の副作用が出ます。
造血機能を持つ骨髄に照射が必要ながんだと、副作用によって白血球の減少が起こるのですが、乳房温存療法後の放射線療法では白血球の減少はあまり起きないそうなんです。
でも彼女の場合はそれが出てしまいました。
医師によると、抗がん剤治療を受けた人は、治療が終了してもしばらく白血球が上がり切らないことがあるそうです。
どうやら彼女の場合は、抗がん剤治療や放射線療法によって副作用が出やすい体質のようです。
喘息持ちというアレルギー体質であることも、関係しているようですね。
放射線療法による副作用をまとめた記事はこちらをご覧ください
白血球減少の防止方法
彼女は、抗がん剤治療の中盤ぐらいから白血球の減少に直面しました。
それからは抗がん剤投与後の受診時に、白血球を増やす注射を毎回していました。
放射線療法に移った後は
- 週に1回毎週金秒日に注射し、月曜日に採血をして白血球の数値を確認
- 白血球の減少を抑えるための薬を、毎食2錠服用
という対処法で治療を続けられるようにしていただきました。
それでも照射10回目辺りから3,500µLを下回りだしました。
2,200まで下がったときには、白血球を増やす注射が月曜日にも1本追加されてしまいました。
この注射はとても痛いので、かなりつらかったようですね。
見えない、感じないからくる不安
減少すると免疫力が低下し、風邪をひきやすくなりますし、感染症などの病気も発症しやすくなります。
通常時ではやっつけられる常在菌に対しても、無害化できずに身体に大きな影響を受けてしまう可能性があるんですよね。
日常生活ではマスクを着用して、できるだけ人ごみに行かないようにしていました。
でも、白血球の減少は普段生活している中では自覚症状がありません。
ほんと、見えない敵と戦っているような感じですね。
買い物などのちょっとした外出にも気を使わなければなりませんでした。
かなり精神的にストレスを感じていたようですね。
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