セカンドオピニオンによる再検査を受ける
彼女がセカンドオピニオンを求めた病院では、一からすべての検査を受けることになりました。
乳がんの治療で全国トップ5に入る病院が持つ設備を使ってすべての検査をやり直し、改めて治療方針が示されることになったのです。
検査の内容は以下の通りでした。
- 採血
- マンモグラフィー
- エコー検査
- CT検査(造影剤を使用しない単純CT)
この時点ではまだ乳房温存療法ができるかどうかはっきりしていませんでしたので、彼女としては「また同じ検査を受けなければならないのか」とうんざりしているようでした。
セカンドオピニオンが決まってから少し時間が空いたので、期待することに少し疲れているような感じでしたね。
それに期待しすぎて「全摘出手術しかできない」と言われたらそれこそショックですから、意識的にあまり期待しないようしていたのかもしれません。
造影剤を使った造影CT検査が受けられない
ところが検査についてひとつ困ったことが発生しました。
CT検査を実施する際に細部までわかるよう造影剤を使うのですが、彼女の場合は使えないことが分かったのです。
というのも、彼女は元々アレルギー体質で喘息があり、アレルギー体質の人に造影剤を使用すると副作用が出やすいとされているためです。
造影剤は体の内部をよりはっきりと検査できるようにするために用いられますから、造影剤が使えない単純CTになると、がんがどこまで広がっている正確に把握できるのは手術で開いてからになります。
その部分については不安が残る形になってしまいました。
造影剤の副作用
軽度・・・かゆみ、発疹、嘔気
中度・・・目眩やしびれ、咽頭浮腫
重度・・・アナフィラキシーショックによる呼吸困難や血圧低下
検査は滞りなく終了
彼女は検査の前日に実家に戻り、翌日に母親付き添いの元検査を受けに行きました。
数日にわたって乳がんの検査と、心電図、肺機能、麻酔科の受診といった手術に向けての検査が同時に行われ、約二週間後に治療方針が示されることになりました。
検査はやっぱり疲れるようで、ぼやきメールが毎日来てましたね(笑)。
でも実家にいる犬たちや、近くに住む甥っ子たちとのかかわりが、彼女の気持ちを紛らわせてくれているようでした。
検査は残念ながら付き添うことができませんでしたが、今後の治療方針については私も現地に行って立ち会うことにしました。
そして長い長い二週間が経過し、検査の結果と今後の治療方針を説明していただく日がやってきたのでした。
乳がん治療を受ける病院選びの際に、こちらの記事が参考になると思います。
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