乳房温存療法後の放射線治療がゴールを迎える

故郷に戻っての放射線療法は、無事スケジュール通りに終えることができました。

副作用についても、1回目の照射時に放射線宿酔(ほうしゃせんしゅくすい)が出たのと、10回目の照射辺りから白血球の低下に悩まされたぐらいで済みました。

白血球を増やす注射を接種しなければなりませんでしたが、放射線治療が長引くことはなくやれやれと言った感じです。

照射部分の皮膚の状態も、赤くはなったもののそれほどひどい状態にはならず、ゴールに到着することができました。

というわけで、メインである治療の方は大きなトラブルなく済んだのですが、治療を受けるにあたってはなかなかの苦難が待っていましたので、そのあたりを書きたいと思います。

片道2時間かけて病院に通う日々

放射線療法は土日を除く週に5日、毎日照射を受けなければなりません。

彼女の場合、実家から病院までは高速道路を使って片道2時間の道のりです。

これはさすがに無理があると言うことで、当初は入院しての治療を希望していました。

ところが病院のベッドが埋まっていて、入院して治療するとなると3ヶ月も待たなければならないことが判明しました。

そこで、病院の近所に住む姉夫婦宅に居候することにしたわけです。

これで一件落着と思いきや、ここで大トラブルが発生します。

彼女のウィッグに興味を持った幼い甥っ子が、彼女の隙を付いて奪い取り、誰にも見られたくなかったスキンヘッドが人目にさらされてしまったのです。

これにひどくショックを受けた彼女は、翌日に居候を辞めて実家に戻りました。

放射線治療がまだ全体の3分の1ほどしか終わっていない時点でのトラブルでした。

そこからは毎日車で2時間かけての治療が始まりました。

大きな副作用が出なかったから継続できましたが、随分無理をしたものだと思います。

 

ウィッグをめぐる甥っ子とのトラブルについてはこちらの記事をご覧ください。

急遽入院に切り替え治療継続

しかし、さすがに毎日2時間、往復4時間の車の運転は身体に響きます。

健康体ならまだしも、乳がんの治療をしながらの行動ですからね。

そこで病院になんとか入院させてもらえないか?と頼み込んだ結果、急遽途中から入院して治療が受けられるようになりました。

結局、約半分ぐらいは入院して照射を受けることができました。

病院の臨機応変な対応には感謝しかありません。

まぁ、スキンヘッドを見られたのが相当ショックだったのはわかるんですが、彼女はとにかく頑固なもので。

それに普段は必要以上に慎重というか、優柔不断な性格をしているのに、突然誰に相談もなく思い切った行動をするタイプなんですよね。

しょっちゅう振り回されている気がします(笑)

というわけで、なんだかんだありながら無事終了した放射線治療でした。

そして、次に待っているのはホルモン療法ということになります。

実はそのホルモン療法について、治療の継続が危ぶまれるほどの大きな出来事がありました。

それについては次回の闘病記で書かせていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

闘病記の一番最初の記事はこちらからご覧ください。

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