乳房温存療法後の放射線治療が始まる
人生最大の苦難であった抗がん剤治療がなんとか終了し、次に控えているのは放射線治療です。
治療開始の期間までは2週間のスパンでした。
この間に彼女の場合は再び荷造りをして、約1か月の間里帰りとなります。
放射線治療の開始はいつから?
彼女が初めて病院を訪れ、手術までにかかった時間は2か月でした。
その後、抗がん剤治療が始まったのも、手術が終わってから2か月後です。
そして、放射線治療が始まったのは、抗がん剤が終わって1か月と1週間、最初の受診から11か月後のことでした。
この期間については、病院の混み具合や、その方の環境にもよると思いますが、ひとつの目安にはなると思います。
ちなみに、この時はまだまだ髪の毛は生えておらず、まつ毛も眉毛もありません。
おまけに浮腫が顔に全開に出て、これでもかというぐらいパンパンでした(笑)
最初の受診は放射線治療の説明から
そんな感じで抗がん剤の名残りをしっかり抱えたまま、次の治療がスタートしたわけです。
病院に到着すると、彼女と同じく放射線治療を受ける患者さんが2人いました。
合わせて3人で、仲良く「放射線とはどういうものか」の説明を受けました。
医師からの説明としては
「放射線は身体に危険なものではあるけれど、上手に使えばがんの治療として効果があるんですよ」
というもので
心の中で「それはわかっております、じゃないと受けません」とつぶやいていたそうです(笑)
放射線治療の詳細が決まる
まぁ、これは全体的なざっくりとした説明だったようで、次に個別に分かれて具体的な説明に移りました。
彼女の治療内容は
X線・・・・1回につき2Gy(グレイ)×25回
電子線・・・・1回につき2Gy(グレイ)×5回
ということでした。
そして、放射線照射の前に、診察と採血、CT、マーキングを行うことになりました。
マーキングとは放射線を当てる場所い印をつけることです。
放射線は同じ部位に繰り返し照射しなければなりません。
照射を受ける時は仰向けになって受けます。
その際に、寝る位置がずれないように、身体にマーキングしておくわけです。
放射線治療の目的
乳房温存療法の場合、残った乳房に放射線をあげることで、がん細胞を壊滅させる目的があります。
それに加えて彼女の場合、リンパ節への明確な転移があったわけではありませんが、センチネルリンパ節生検によって極微小のがん細胞が確認されていました。
結果、リンパ節の郭清(切除)はしませんでしたが、放射線でリンパのがんを散らすことになっていました。
彼女の場合、実家が病院まで高速道路を使って1時間半ほどかかりますから、当初の予定としては入院して受けることになっていました。
しかし、入院するとなると3か月も待たなければならないということで、病院の近くに住む姉夫婦のん家に居候させてもらうことになりました。
家族の支援によって、なんとか思うような治療を継続することができました。
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