乳がんの初期症状 しこりの感触や動き その他の症状
乳がんは早期発見、早期治療で「完治するがん」と言われています。
初期症状に早く気づいて、受診することが重要です。
今回は乳がんの初期症状について、まとめていきます。
ちなみに、しこりや乳頭の分泌物など、初期で気づく段階ではほとんど痛みがありません。
乳がんの初期症状はどんなものがあるか?
乳がんの初期症状は、乳房周辺に現れ、食欲が落ちたり、やせたりといった全身症状がないのが特徴です。
その為、気付かずに放置されてしまいがちで、検診やセルフチェックによって発見されることが多いです。
ですから、日々のこまめなセルフチェックにより、異常を発見することが早期に治療するために重要となります。
乳がんの代表的な初期症状は以下の通りです。
- 乳房にしこりがある
- 乳房や乳頭にひきつれやえくぼなど皮膚状態の変化がある
- 乳頭から分泌物が出る
- 乳房付近のリンパ節の腫れなど
具体的にどのような症状があるか、ご紹介します。
乳房にしこりがある
乳がんの初期症状で代表的なものが乳房のしこりです。
乳がんの発見の75%がしこりによるものです。
しこりは、がんの大きさが5mm~1cmになると、指に触れる大きさになるとされています。
ただ、しこりがあるから「乳がん」というわけではありません。
乳房にできるしこりの80~90%は良性と言われています。
ですから、「しこり=乳がん」と早とちりしないでください。
乳がんのしこりの特徴は次のものがあげられます。
- 弾力性がなく非常に硬い
- 指で触ってもあまり動かない
逆に、乳がんでないしこりの場合、弾力性がありよく動くという性質があります。
乳がんができやすい部位としては、乳頭を中心に十字の線を引いて、外側の上の部分とされています。
乳房や乳頭にひきつれやえくぼなど皮膚状態の変化がある
がんが皮膚の近くまで大きくなると、皮膚状態に影響が出ます。
しこりによって皮膚がひきつれたり、えくぼのようにくぼんだり、乳頭が陥没、変形したりします。
また、乳頭や乳輪部分がただれたり、オレンジの皮のように皮膚がむくんだ状態になります。
乳頭から分泌物が出る
乳頭からの分泌物も、乳がんの初期症状です。
分泌物は
- 無色
- 母乳のような乳白色
- 血の混じったような暗赤色
に分かれます。
無色であれば乳がんの可能性はほぼありません。
乳白色の場合も、乳がんの可能性は低いとされています。
ただし、量が多いようであれば他の病気の可能性があるので、受診が必要です。
3つ目の血が混じった暗赤色の分泌物だと、乳がんの可能性が高くなります。
私の彼女も初期症状として乳頭からの異常分泌でした。
暗赤色の分泌物が乳頭から少量出始めたのがきっかけで異常を知ることになったのです。
暗赤色の分泌液は、乳頭をつまむとにじみ出るように出てきます。
絞れば絞るほど出る感じです。
悪化すると絞らなくてもブラジャーに付着するようになります。
そして、徐々に量が増えていきます。
とにかく、暗赤色の分泌物が見られた場合は、すぐに乳腺外科を受診するようにしてください。
乳房付近のリンパ節の腫れなど
乳がんは乳房に近いところにあるリンパ節に転移しやすいがんです。
乳房に近いリンパ節とは
- 胸骨の付近
- 脇の下
- 鎖骨上下
の部分です。
リンパ節に転移すると、リンパ節が腫れたり、リンパ液の流れが阻害されて腕の浮腫みが出たりします。
乳がんの疑い以外に、他の病気の可能性もありますので、必ず受診するようにしてください。
まとめ
初期症状に気づいたとき、どうしても恐怖と不安で目を背けたくなると思います。
「乳がんではない根拠を見つけたい」と思うのが正直な気持ちではないでしょうか。
しかし、少しでも乳がんの可能性を感じたら、受診するようにしてください。
目を背けて、放置することだけはしないでください。
後悔してからでは遅いですから。
「乳がんの疑い」から自分を救うためにも、受診という行動を取ってくださいね。
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