乳がん罹患者の推移や増えている原因は?
乳がん患者の増加状況
彼女がなったからよけいに思うのかもしれませんが、データ的にも実感的にも乳がんの方って本当に増えてきています。
最近でも私の周りで5人ほど、乳がん経験者やこれから闘病する人がいることを知りました。
増え具合を肌で感じているところですが、実際の数字も確認していきたいと思います。
乳がんは女性のがんで圧倒的に1位
2014年の乳がん罹患者は約76,000人、女性の部位別がん罹患数第1位となっています。
第2位である結腸がん罹患者約4万人より2倍弱も多く、その数は圧倒的です。
2018年には約9万人が罹患すると予測されていました。
4年間で1万4000人増える計算ですね。
乳がんが女性のがん1位になったのは1999年からですが、2000年代初めには約4万人の罹患者数でしたから、20年足らずで倍以上に増えたことになります。
恐ろしい数字と言わざるを得ません。
近年乳がん罹患者はさらに激増している
私の彼女が乳がんに罹患したのは、今から5年前の2014年でした。
その時点では女性の14人に1人が乳がんになると言われていましたが、2年も経たないうちに11人に1人が乳がんになると言われるようになりました。
日本での女性の人口は約6500万人ですから、単純計算して14人に1人としたら590万人、11人に1人なら465万人と100万人以上も増える試算ですよ。
そこまで上方修正するぐらいの勢いで増えているということですね。
どこまで信憑性があるかわかりませんが、この増え方は尋常じゃありません。
爆発的に増えているのは間違いないでしょう。
乳がんが増えた原因は?
乳がんに罹患する人が増えた理由としては複数の要素があげられますが、大きくは日本人の生活が欧米化してきていることが大きいようです。
以下に主要な原因と考えられるものをあげておきたいと思います
食べ物の変化による初潮の低年齢化
欧米の食文化が日本に入ってきて、脂肪やカロリーの摂取する量が増えたことで身体の成長が早くなりました。
初潮を迎えた年齢が16歳以降である場合と14歳より前に迎えた女性とを比較すると、14歳より前に初潮を迎えた女性の方が4倍乳がんになる可能性が高まる、というデータが出ています。
一生のうちの月経回数の増加
昔と比べると女性の月経回数は増えているそうです。
乳がんは女性ホルモンとの関係が影響していると言われており、月経回数が多いほど乳がんになるリスクが高まるとされています。
30歳以降に初産、もしくは出産経験なしの女性の増加
出産経験のない女性は出産経験のある女性と比べて、約2倍乳がんになる可能性が高くなります。
また、初産が30歳以降の人の方が、22歳までの人と比べて2倍高くなるというデータが出ています。
夜間時間の労働の増加
夜間の労働など、昼夜逆転の生活をしている人ほど乳がんになりやすいというデータが出ています。
看護師で調査したところ、夜勤をしない看護師に比べて、夜勤をする看護師の方が1.8倍乳がんなりやすいというデータがあります。
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まとめ
近年乳がんになる人が増えている状況をまとめてみました。
乳がんという病気は本当にやっかいです。
がんを切れば終わりではなく、がんを切ってからが本当の闘いが始まるような感じですね。
特に抗がん剤治療は非常に負担が大きいですから、予防と早期発見が重要ですね。
今後もその辺りを記事にしていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
乳がんの原因に関してはこちらの記事も参考になればと思います。
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