FEC療法開始から1週間後以降 新たな副作用が出る
倦怠感や嘔吐、鬱が劇的に回復
投与を受けて一週間は、倦怠感や嘔気に苦しみ毎日のように嘔吐、そしてなによりひどかったのが鬱傾向でした。
精神的にすべてにおいてやる気をなくしてしまい、治療することや生きることに対して完全に嫌気がさしたような状態になりました。
食事もまともに摂れず、やっと食べられて素麺かおかゆという日々でした。
こんなのがずっと続いたら、彼女は自分で命を絶ってしまうんじゃないか、と心配になったほどです。
けっこう危機的な状態だったと思いますね。
ところが、ちょうど一週間が経過した日、彼女は劇的に元気になったのです。
その変化には自分の目を疑うほどでした。
彼女曰く、それまでは思考が停止し、前向きなことなど何一つ考えられず、何に対してもやる気が出ない状態で、頭に浮かんでくるとしたら治療していることに対しての疑問や生きることに対しての拒否感しかなかったそうです。
ところが丸一週間経過したとたん、自分でもびっくりするぐらい晴れやかな気分になり、頭が回転するようになったのだとか。
時を同じくして嘔気や嘔吐もなくなり、倦怠感もかなり軽減しました。
そして外出ができるようになるまでの回復ぶりを見せたのです。
新たな副作用 口内炎や便秘に悩まされる
かなりきつい便秘
投与から一週間が経過して、倦怠感や嘔吐、鬱状態から解放された彼女を次の副作用が襲いました。
まず一番深刻だったのが便秘でした。
これがもう今までの人生で味わったことがないほどのものだったそうです。
というのも、便秘解消に効果的な水分摂取、運動、食べ物とあらゆることを試しても、腸がまったく動かない感覚だったそうです。
仕方なしに下剤を服用するのですが、それでも排便の気配すら起きないという状態。
当然お腹は張り、食欲も低下していきました。
結局一週間まったく便が出ない日が続きました
口の中がしわしわ、味覚障害?
投与から13日ほど経過した頃、今度は口に3か所の口内炎ができました。
かなり痛くて辛かったようですが、薬局で貼るタイプの薬を購入し、毎日寝る前に貼っていました。
それから日中はしっかりと歯磨きを繰り返し、歯磨きの後は通常の2倍濃くしたイソジンでうがいをしました。
そうすることで発生から5日後、口内炎からは解放されました。
ただ口内炎よりも困ったのが口腔内の違和感でした。
口の中がしわしわになったのです。
その影響で味覚もおかしくなり、あまり味を感じなくなってしまいました。
食事の味付けはかなり濃いものになっていましたね。
香りの好みも変化 嗅覚が敏感になる
嗅覚にも影響が出ました。
それまで好んで使っていた柔軟剤の香りが受け付けなくなり、部屋に置いていた芳香剤の香りもダメになりました。
また、それまであまり気にならなかったタバコのにおいも、完全に身体が拒絶するようになったんです。
ほんの少しのにおいでも、まるで初めてタバコを吸った時のように気持ちが悪くなるようになりました。
あとはご飯を炊いているときのにおいもダメになりましたね。
気持ち悪くなるとのことでした。
副作用で生活が変化した
抗がん剤の副作用の影響で、彼女の嗅覚や味覚などがかなり変わってしまいました。
これまで使っていたものの大方がダメになってしまい、変えざるを得なかったんです。
嘔気、嘔吐や倦怠感、口内炎など、代表的な副作用については知っていたので覚悟はしていたのですが、嗅覚や味覚にも影響が出るとは思いませんでした。
あとは便秘ですね。
こんなにひどい便秘になるとは思ってませんでした。
これらの副作用は一度目だけではなく、投与中ずっと続きました。
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