抗がん剤 FEC療法副作用まとめ
さてさて、彼女の乳房温存療法が無事終わり、最近は化学療法である抗がん剤治療を受けている最中の闘病記に入っていますが、ここでFEC療法によって起こった副作用をまとめておきます。
これからFEC療法を受ける方に、参考にしていただけたらと思います。
ただし、副作用の出方は個人差があるみたいなので、すべての人が彼女と同じような副作用が出るわけではないことをご理解ください。
彼女の乳がん闘病記、一番最初の記事はこちらからご覧ください
FEC療法投与直後からの副作用
まずは投与後すぐに起こった副作用から見ていきたいと思います。
投与から一週間は完全に生活がままならない状態となりました。
しかし、一週間経過後は驚くほどすっきりとなくなりました。
強烈な嘔気・嘔吐
通常では味わうことのない嘔気、嘔吐に襲われます。
寝ていても目が覚めるほどでした。
嘔気は日内変動があり、最低でも一日一回は嘔吐していました。
食欲は低下し、おかゆなどの軽いものしか食べられなくなりました。
倦怠感
身体が重くてだるくて言うことを聞いてくれなくなります。
かなりひどい倦怠感でした。
一日のほとんどを横になって過ごさなければなりませんでした。
重度の抑うつ状態と思考停止
完全にうつ状態となり、マイナスのことばかり頭をめぐるようになります。
なぜこんなにつらい目に合わないといけないのか
何のために治療しているのか
そもそもなぜ生きないといけないのか
そういうことばかりで頭が埋め尽くされます。
そして、その他のことについては頭が働かなくなります。
テレビを見ていても笑えないし、他でやることがあってもなにをしていいのかわからない、考えられない、問う状態になります
これが一番やっかいだったかもしれません。
投与後2週間目からの副作用
一週間が経過して最初の副作用がなくなると、次に新たな副作用が出てきました。
もしかしたら、最初の副作用が強烈すぎて気が付かなかったのかもしれませんが。
こちらも投与から二週間が経過すると、かなり軽減されました。
何をしても腸が動かず便秘が続く
彼女の場合、丸々一週間一切便が出ませんでした。
運動をしようが水分を摂ろうが、最終手段で下剤を服用しようが、腸がまったく動いてくれない感覚を味わいました。
当然お腹が張ってきて腹満に苦しみ、食欲が低下しました。
頻尿
便とは逆に尿の回数は増えました。
治療前までは一度も行くことがありませんでしたが、夜間に三回はトイレに行くようになりました。
寝る直前にトイレに行っても、やっぱり行きたくなります。
睡眠不足で日中も横になる時間が増えました。
口腔内の異変と味覚障害
3か所の口内炎ができ、強い痛みがでました。
その他にも口腔内がしわしわになる症状が出ました。
痛みはありませんが違和感を強く感じる状態でした。
それに伴って味覚障害もでました。
味があまり感じなくなって、料理の味付けが濃くなりました。
嗅覚の変化
においに敏感になり、これまで平気だったものが気になったり、受け付けなくなりました。
例えば、ご飯の炊けるにおいをかぐと嘔吐しそうになります。
メンソールの飴が好きでしたが、まったく受け付けなくなりました。
他にもそれまで好んで使っていた柔軟剤の香りや、部屋の芳香剤が受け付けなくなり、すべて変更、撤去しました。
あとはタバコの臭いにとても敏感になりましたね。
筋肉痛
ほんの少し身体を動かすだけで、身体全体に筋肉痛のような痛みが出ます。
しかも、その痛みが取れるには通常の筋肉痛よりも時間がかかります。
彼女の場合、便秘解消のために運動をした際に筋肉痛を発症したのですが、ほとんど動いてなくても筋肉痛になることがわかり、副作用と認識しました。
その痛みは立ち上がるのにも時間がかかるほどです。
頭髪をはじめとする全身の脱毛
投与10日から14日にかけて頭髪の脱毛が起こりました。
毛が抜けるのは頭髪だけではなく、全身の毛が抜けていきます。
ムダ毛の部分は処理しなくて良くなるのでありがたいですが、まつ毛や眉毛も抜けるので、特にまつ毛はゴミが目に入りやすくなって困りました。
まとめ
以上が1クール目に見られた副作用です。
基本的にはこれらの症状が毎回繰り返されましたが、他にも2回目以降から新たに出てきた副作用があります。
それについては今後の記事で書いていきたいと思います。
またこれらの副作用について、事前にどんな準備をして行けばよいかや、解決方法などを今後の記事で書いていきたいと思っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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