FEC療法が無事に終了 つかめてきた付き合い方
彼女の化学療法はFEC療法×4回、ドセタキセル×4回の計8回。
3週1クールですから、順調にいけば24週、168日間となります。
今回は、そのちょうど半分に当たる4回目のFEC療法が終了した時点での闘病記となります。
やっと半分ですよ、先はまだまだ長いなぁと思いましたね。
なんとか順調に化学療法の折り返し地点を迎える
抗がん剤投与をする際に、必ず採血により白血球の数値を確認します。
成人の白血球の基準値は4,000~8,000/ul。
1,000以下になると投与が延期されることになっていました。
彼女の場合2回目の投与、2週間後の血液検査で毎回数値が低く、白血球の数値をあげるための注射を接種しなければなりませんでした。
しかし、幸い抗がん剤投与日に白血球の数値が1,000を/ulを下回ることなく、予定通り終了することができました。
彼女は1日でも早く仕事への復帰を望んでいましたので、これについては本当に良かったです。
抗がん剤副作用との付き合い方
以前の記事にも書きましたが、抗がん剤の副作用は回を重ねるごとに強くなっていきます。
彼女の場合は倦怠感が、回を追うごとに強くなっていきました。
一方で副作用がでるサイクルは毎回同じなので、副作用のサイクルに合わせて生活を組み立てることで、精神的にはずいぶん楽になりました。
投与後1週間は嘔気、嘔吐と強い倦怠感でまともに動けないことが分かっているので、投与前にできるだけの買い物を済ませておき、何とか乗り切ります。
1週間を過ぎればあとは回復していくばかりなので、少しずつ行動を始め、3週間目はほぼ日常生活に戻ることができました。
免疫力低下への対処法
3週間目に特に気を付けていたのは、免疫力の低下による感染症などの病気を予防することです。
身体で実感できる副作用は大幅に改善されるので、外出できるようになりますが、だからこそ余計に感染のリスクが高くなってしまいます。
2週間目の受診で白血球の数値が悪くなっているのを知っていますから、かなり気を使って生活していましたね。
外出時は常にマスクを着用し、人込みを完全に避け、家に戻ってきたらうがい、手洗いを徹底していました。
感染症にかかってしまったら、間違いなく抗がん剤の投与は延期になりますし、感染症が重篤化してしまうとそれこそ命取りになってしまいますからね。
ちなみに白血球の数値は、投与後10日目から徐々に低下し、14日目ぐらいに最低になるそうで、その後3週間目から回復していきます。
というわけでFEC療法は無事終了することができました。
残り半分はドセタキセルという薬剤が投与されます。
化学療法で使われる抗がん剤は、種類によって副作用に違いがあるので、FEC療法で培った副作用軽減のノウハウが通用するか不安でした。
実際にドセタキセル投与によって出始めた副作用もありましたから。
その副作用については今後の記事に書いていきたいと思います。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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