副作用が最強だったドセタキセル最終4回目

ついに半年にも及ぶ抗がん剤治療の最終回を迎えることができました。

彼女にとってこの間というのは、それまでの人生の中で最も困難な時期だったそうです。

半年間、3週間に1回抗がん剤を身体に入れ、副作用に耐え続けました。

そして、やっとの思いで最終回をスケジュール通りに迎えることができました。

最後まで続いた投与時の息苦しさ

さて、ドセタキセル最終投与直前の白血球の数値は5500/ul(正常値2000~8000/ul)でした。

この白血球の数値というのは、抗がん剤治療を受けるようになってから自分の生活で非常に大きな意味を持つ数字になりました。

乳がんになって抗がん剤治療を受けなければ、普段の生活の中で白血球を意識することなんてありませんからね。

投与時の息苦しさは2回目からこの最後まで続きました。

過去2回の経験があって、最後もそれまでと同じように1分間ぐらいで治まったので、結局看護師さんや医師に相談しないまま終わってしまいました。

こう書くとたいしたことでなかったように受け取られるかもしれませんが、症状は結構強烈なので、もしドセタキセル投与を受けられる方でこの症状が出たら、看護師さんを呼ばれた方が良いと思います。

ドセタキセル投与時の息苦しさについて

これまでで最も重い副作用詳細

投与が終了し、抗がん剤による最後の副作用が始まります。

今回はFEC療法も含めて、もっともきつい副作用となりました。

投与当日

FEC療法では投与当日の夜から嘔気、嘔吐の副作用が出ていましたが、ドセタキセルになってから、投与後2日間ほどはほとんど副作用を感じませんでした。

しかし、回を重ねて身体に抗がん剤が蓄積されているからなのか、今回は当日の夕方から倦怠感が出始めたのです。

便秘になるのもわかっていたので、便秘薬を4錠服用して就寝しました。

投与翌日

前日の様子から副作用が強く出そうだと予測できたので、便秘対策として朝からラキソベロンを15滴服用しました。

それでも排便が見られなかったので、就寝前に便秘薬を4錠服用しました。

投与後2日目

相変わらず排便はありませんでした。

そして、ドセタキセルでもっとも苦しい副作用、浮腫が非常に強く出始めました。

ドセタキセルの浮腫の副作用の詳細はこちらから

投与後3日目

朝、晩にラキソベロンを20滴ずつ服用しました。

それでも排便はありませんでした。

浮腫は強いまま継続しています。

投与後4日目

便秘、浮腫に加えて、倦怠感が強まり、関節、筋肉の痛みが新たに出てきました。

それから、味覚障害と口腔内の痛みも出てきました。

口腔内の痛みに対しては「ハチアズレ」という含漱薬でうがいをしました。

初日から食物繊維を多くとるような食事を心がけ、夕食後に便秘薬をいつもより2錠多い6錠服用し、就寝前になんとか排便がありました。

投与後5日目

便秘は徐々に快方に向かいました。

しかし、今度は発熱が始まったのです。

微熱でしたが、これに伴って倦怠感が非常に強くなり、ベッドから起き上がるのも一苦労するほどでした。

その後、発汗や節々の痛みが強くなってきたため、これ以上熱が上がらないように早めに解熱鎮痛剤のカロナールを服用しました。

投与後6日目

これまでの下剤の効果が強くなり、下痢を起こすようになりました。

便秘で苦しむよりはいいのですが、下痢によって白血球の数値が下がってしまうため、今度は感染症に対して注意が必要となります。

微熱は続いており、この日も夜にカロナールを服用しました。

投与後7日目

発熱は落ち着き、下がりました。

口の中はずっとしわしわな状態で、味覚障害も継続しています。

この後、徐々に全体的に快方に向かっていきました。

 

これでドセタキセルも4回の投与が終了しました。

FEC療法と合わせて計8回がすべて完了したことになります。

始まる前と、終わった後、6か月間の間で見た目は激変しましたね。

髪はなくなり、顔もシミが目立つようになり、浮腫によって顔も身体もパンパンの状態です。

でも、彼女が乳がんと闘った証しですね。

紆余曲折ありましたが、本当によく頑張ってくれたと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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