抗がん剤副作用による脱毛時の5つの必需品
乳がん患者が受ける抗がん剤のFEC療法ですが、この治療ではほぼ100%の人が脱毛の副作用を経験するそうです。
彼女の場合もしっかりと脱毛してしまいました(泣)
今回の記事では、脱毛時に用意しておいた方がよい物5つを書きたいと思います。
脱毛時の恐怖を押さえる対処法
脱毛はいつから始まる?
必要物品に行く前に脱毛がいつから始まるかですが、初めてFEC療法を受けてからだいたい10日頃から始まります。
その前触れとして髪の毛の艶やうるおいがなくなり、ぱさぱさになってきます。
そうなってきたらそろそろ始まるなぁと覚悟してください。
事前に髪を短く切っておく
とはいえ、脱毛が始まるとやはりショックです。
特に入浴時なんかは、流しても流しても髪の毛が流れ落ちてくるので、怖くなってきます。
彼女のおすすめとしては「思い切ってバッサリとベリーショートにしてしまうこと」だそうです。
長ければ長いほど抜け毛に気づきますし、浴室の排水溝が詰まってお湯が流れなくなります(笑)
これは冗談ではなくて、実際にの彼女は洗髪の途中で抜けた髪の毛を処理していました。
それに、長い髪が大量に抜けたインパクトや精神的ショックは非常に大きいです。
今までずっと長かった人は抵抗があるかもしれませんが、勇気を出して切ってみてください。
彼女も脱毛の後半からベリーショートにして、精神的にも抜け毛の処理もだいぶ楽になったとのことです。
脱毛時の必需品
①抜け毛処理の味方 コロコロクリーナー
さて、脱毛時に必要な物品としてまずあげたいのは「コロコロクリーナー」ですね。
抜け始めるとどんどん抜けていきますので、すぐにフローリングや絨毯などが髪の毛だらけになります。
彼女は抜けたらすぐにコロコロと掃除をしていました。
束になって抜けたりするので、見るのもつらかったそうです。
まぁ普段の生活でも数日掃除をしなければ、髪の毛って気になるぐらい落ちますものね。
必需品としてお勧めします。
②T字剃刀
脱毛が始まって1週間ぐらいで大方抜けてしまうのですが、残念なことにすっきりとスキンヘッドにはなってくれません。
ところどころ抜けずに残ってしまうんですね。
おかげで見た目がとっても悪くなりますから、最後は仕上げとして剃り落してしまいましょう。
剃る際の方法としては、まず残っている髪をはさみでできるだけ短く刈り込んでください。
次にいよいよ剃っていくわけですが、剃る際の注意点としてはできるだけ肌を傷めないようにひと剃りで済ませてしまうことですかね。
シェービングクリームを使うのもいいと思います。
普段頭なんて剃ることがないですから、慣れるまで結構大変です。
というか、一回こっきりのことなので、慣れる前に終わってしまいます(汗)
自分でやるのは後ろの方とか首筋とか大変ですから、誰かにやってもらうのがいいですよ。
剃った後も、顔と同じように肌のケアをしてくださいね。
脱毛後の必需品
③外出用にウィッグ
ウィッグは買物などのお出かけ時、人に会う時に必要となりますね。
値段はピンキリで、人毛を使ったものは金額も高くなりますね。
ただし、高ければ不自然に見えないというわけでもなかったです。
彼女はロングヘアーとショートヘアーの二点購入しましたが、どちらも分け目やもみあげ部分が不自然になってしまい、はた目から見てウィッグをつけているのはわかります。
分け目は地肌が見えませんし、もみあげはありませんからね。
仕方ないと思います。
ちょっと暑いかもしれませんが、ウィッグをつけた上に帽子をかぶるのが一番自然に見えますよ。
④頭の冷え防止にもなる 帽子やバンダナ
髪の毛がなくなると、頭が本当に寒いんですよね。
私も野球をやっていて坊主にしていたので、このつらさはよくわかります(笑)
保温についてはウィッグをつけるのもいいのですが、蒸れなどを考えると自宅では通気性の良い帽子がいいと思います。
彼女はこちらの商品を気に入って使っていました。
寝るときにも使えますし、肌触りも良くてらくちんだそうです。
他には頭にバンダナを巻いておくのもいいですね。
彼女も旅先で数点購入していました。
⑤抜けたまつげをフォロー つけまつげ
最終的には頭髪だけでなくその他の毛も全部抜けます。
脇の下から腕や足、もちろん陰毛も抜けます。
唯一のメリットとして「ムダ毛処理しないでいいから楽になった」そうです(笑)
ただ、見えるところの毛がなくなるとやっぱり困りますね。
眉毛は書けばいいですが、まつ毛はそういうわけにいきませんからね。
また目にゴミが入りやすくなるという、見た目だけでなく実務的にも困るところがあります。
そこで、彼女はつけまつげをつけていました。
抗がん剤治療が終わった後、まつげがきちんと生えそろわない方もいます。
その場合は、こちらの商品の使用も有効です。
「リバイタラッシュ」という商品ですが、医師が乳がん後の化学療法を受けた妻のために作った商品だそうです。
3週間ほどで効き目が出てくるとのことですので、ぜひ試してみてください。
まとめ
FEC療法による脱毛の副作用に対する方法を書きました。
精神的なショックをいかにやわらげるか、というのはとても大切だと思います。
普段から短くしている人や、ベリーショートを経験したことがある人は大丈夫でしょうが、ずっと髪の毛を伸ばしてきた方だと、短く切るのはかなり抵抗ありますよね。
それでもやっぱり短く切ることをお勧めします。
精神的な負担も、物理的な手間もかなり軽減されるはずですので。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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