乳がんかな?心配になった時の病院の選び方

彼女が体調に変化を感じたのは、乳頭からの出血が原因でした。

乳頭からどす黒い血が少量出たのが原因で、婦人科を受診したのです。

マンモグラフィやエコー検査を受けた結果、「乳腺の傷」が原因との診断でした。

しかし、症状は改善せず、一年後に乳腺外科を受診した結果、「乳がん」の診断を受けることになったのでした。

私たちの経験としては、最初に受診する病院であったり、その後の治療を受ける病院選びは、とても重要です。

今回の記事は、乳がんかな?と思ったら、まずどのような病院に行けばよいか、を中心に書いていきます。

まずはセルフチェックが大切

乳がんは日本人の女性で罹患№1のがんとなっています。

日本人全体でも2人に1人ががんに罹る時代ですから、その中でも女性に一番多い乳がんについては「いつなってもおかしくない」ぐらいの気持ちでいるべきです。

乳がんの治療は、外科的な治療である手術、抗がん剤治療やホルモン療法などの薬物療法、放射線治療などが組み合わせて実施されます。

経験上、抗がん剤治療の有無やホルモン療法の有無によっては、その後の生活は大きく変わってしまいます。

早い段階で見つけることができれば、手術だけで済む場合もあります。

乳房にほとんど影響を残さず、最も苦しい抗がん剤治療や、5~10年間もかけて行うホルモン療法を避けることができます。

初期の段階で発見できるかどうかが、その後の生活の質に大きな影響を及ぼすのです。

日々のセルフチェックで早期発見するようにしてください。

婦人科ではなく乳腺外科を受診する

乳がんは乳腺に発生するがんです。

婦人科は月経や子宮、更年期障害など、女性特有の病気をすべて扱っています。

乳腺外科は、乳がんなど、乳腺に関する病気を取り扱っています。

乳腺の専門科は婦人科ではなく乳腺外科となります。

ですから、乳房に異常を感じたら、乳腺外科を受診するようにしてください。

私の彼女は乳頭からの出血時に、婦人科を受診しました。

マンモグラフィやエコーの検査を受けましたが、診断は「乳腺の傷」でした。

1年後乳腺外科を受診した際、彼女の乳がんはステージ2aまで進行していました。

初から乳腺外科を受診していれば、その段階で乳がんの診断が出ていたかもしれません。

1年の月日がなければ、もっと初期の段階で発見され、治療を受けられたかもしれないのです。

ですから、くれぐれも乳がんの初期症状を感じたら、婦人科ではなく乳腺外科を受診してください。

また、乳腺外科の中でも、乳腺に関する専門知識や医療技術、治療実績を持っている「乳腺専門医」や、「検診マンモグラフィ読影認定医師」がいれば、さらに安心です。

下記のリンクで「乳腺専門医」や「検診マンモグラフィ読影認定医師」がどの病院にいるのかがわかります。

ぜひ活用していただけたらと思います。

乳腺専門医一覧
検診マンモグラフィ読影認定医師リスト

まとめ

乳がんの疑いを感じた時に受診する際の病院選びについて書きました。

経験上、この時点でどの病院に受診するかが非常に重要と考えています。

きちんと診断してもらえる病院を選び、早期に受診するようにしましょう。

乳がんは治るがんとされています。

生存率は他のがんと比べても高い数値となっています。

しかし、治療の内容によっては、治癒後の生活に大きな影響を及ぼします。

早期発見、早期治療ができるように、役立ててもらえたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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