乳がん手術前にやっておきたいこと
いよいよ手術に向けての日々となりました。
彼女が30年以上一緒に過ごした身体とお別れすることになります。
そして、新たな胸とともにこれからの生活を組み立てていかなければなりません。
この間は普段通りに仕事をし、休みは思いっきり楽しむことにしました。
手術前の身体でしたいこと、残しておきたいこと
乳がんの手術を受けるということは、よっぽどの初期でなければ身体になんらかの跡はが残るということになります。
全摘出手術はもちろんですが、温存療法だって乳房の形が変わったり、ひきつれを起こしたりということが起こります(すべての人が該当するわけではないでしょうが)
見た目の問題は普段の生活ではそれほど影響がないと思いますが、彼女の場合趣味や楽しみには少なからず影響が考えられました。
大衆浴場に行けなくなる
乳房温存療法を受けた後のこととしてまず彼女の頭に出てきたのは、大衆浴場に行けなくなるということでした。
彼女の場合、乳首や乳輪が残るとはいえ、場所やがんの大きさから乳房の形が保てないかもしれないことは医師からも言われていました。
「不自然な乳房をたくさんの人に見られるのはやっぱり嫌だよね」
それはそうですよね。
私なんて異性はもちろん同性でも裸を見られることに抵抗ありますよ。
自分と同じものを持っているのはわかっていても、人それぞれ形や大きさは違いますもんね。
恥ずかしいって思いますね(実際に私のものが特別人と違うということはないと思いますがw)
ましてやそれが明らかに人と違うってなった場合、好奇の目で見られるかもしれません。
やっぱり傷つきたくないですもんね。
元々温泉やスーパー銭湯が好きな娘だったので心が痛かったです。
だから日帰りで温泉旅行を楽しみました。
きれいな身体を残しておきたい
それから大きな声では言えませんが(小さな声では聞こえません!)写真撮影もしました。
手術をする前の、きちんと乳房がある身体を写真に残しておきたいとのことでした。
きれいに残すならプロのカメラマンという手もあったのかもしれませんが、ほかの男性に裸を見られるのは彼女も私も嫌なので私が撮影しました。
撮影中は恥ずかしがりながら、笑いもあって穏やかな雰囲気だったのですが「この身体じゃなくなってしまうのか」と思うとやっぱり心の中では寂しさを感じましたね。
そんな風にできるだけ楽しく時間を過ごすように心がけました。
今振り返ってみて
手術後から振り返ってみて、スーパー銭湯や温泉は最近家族風呂などが増えてきているので楽しむことができています。
大衆浴場的なところには行っていませんが、彼女としては行きたいと思っているようです。
抵抗も少しずつなくなってきたみたいですね。
今の身体を受け入れられてるんだろうなと思います。
写真に関しては残しておいてよかったと思います。
もちろんそんなに頻繁に見返すことなんてありませんが、手術後の傷が彼女の闘った証であることを確認する意味でもあってよかったなと思っています。
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